遊動天秤はやっぱりSICがいい!【前編】

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どうも、テンゴクです。

8月1日から相模湾では
キハダマグロのコマセ釣りが解禁。

わたくしテンゴクも今年は
コマセキハダに初参戦しようかと
鋭意準備中だったりします。


タックルは前回の金洲釣行と同じ
アリゲーターの
「スタンディングエボ ライト185」
と…

シマノの
「ビーストマスター6000 PE10号」
で問題ありません。


あとはそれらに付随する道具ですね。

例えば「天秤」とか。


この天秤選びもキハダ釣りには重要です。


キハダ釣りの場合、
マダイなどに使っている
普通の天秤だけではなくて、

「遊動天秤(カモシ天秤)」
と呼ばれるものが特に有効だからです。
遊動天秤(カモシ天秤)
ただ、遊動天秤の場合、
オマツリしたときに
ほどきにくいといった弱点があります。

なので、遊動天秤を
使用禁止にしている船宿は
珍しくないんですね。

ということで、遊動天秤を使う場合は
事前に船宿に問い合わせするか、
サイト上でチェックしておきましょう。


テンゴクが乗船予定の船宿さんは
“遊動天秤OK!”だったので、
「じゃあ、使うべ」
ということになるわけですが…。

でもね、遊動天秤もピンキリなんですわ。

それがどういう事かというと。


遊動天秤には2つのリングがあって、
そこにPEラインを通すことになります。

でもって、キハダが掛かると
天秤を置き去りにするように
PEが出て行くというわけです。

結局のところ、魚が掛かった時、
そのリングにPEがこすれるので、
“リングの質”によって
PEラインの耐久性が変わってくるのです。


※リング部分には通常溶接箇所があります。

 その溶接部分がPEにこすれて
 ラインにダメージを与えてしまう理屈です。
 

というわけで“キリ”の遊動天秤は
天秤の先端を丸めただけのリングなので、
キハダが掛かって走られてしまうと
PEにダメージが与えてしまいます。

その結果として、肝心なところで
高切れするかもしれないし、
PEラインの寿命も短くなってしまうのです。


その一方、“ピン”の遊動天秤は
ラインを通すリングが「SIC」で出来ています。


「SIC」とは、言わずもがな
ロッドガイドに使われている
“あのSIC”のことです。

だから、PEがいくら出されてもへっちゃらで、
PEラインにダメージを与える心配もないのです。


ただ、SICの遊動天秤はPEラインには優しくても
お財布への負担が優しくありません!

だって、天秤1つで約5000円ですからね。


どの釣りモノもそうですが、天秤って…
ちょいちょいロストするじゃないですか。

だから、もしSIC天秤を紛失したら…
かなり凹んでしまうわけですよ、奥さん。


とはいえ、「高いから」と
買った遊動天秤を使わないのは
本末転倒すぎる発想です。


「じゃあ、どうすればいいんじゃい!」
ということで考えたのが…

「SIC遊動天秤の自作」です。


自作??

本当に出来るのか?


という不安がぬぐえない中で、
テンゴクはSIC遊動天秤の自作に挑戦です。


「果たして本当に完成できるのか?」
その結果は次回!

お楽しみに!

↓(更新情報)
SIC遊動天秤の作り方【中編】
をアップしました。


追伸:ちなみになんですが、
ソリッドリング加工された遊動天秤が
ミサキなどのメーカーから発売されています。

SICほどの性能はありませんが、
ソリッドリングは継ぎ目がないので、
PEに与えるダメージも少なくて済みます。

それでいてSIC遊動天秤より割安なので、
自作しない選択肢としてはオススメかも。

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